last update 25.May.2002
<木組みの家> 先日、木組みの家というものを見てきました。文字通り、木 を組んで造られた家です。なんとボルトを一本も使っていない そうです。金物(鉄)を使わないで造った家なんですね。 わたくし、感動致しました。 いわゆる天井裏というものもありません。家を支える縦横の 柱がすべて目に見えています。部屋の床に座って、がっしりと した構造を眺めているだけで安心感があります。 ちなみにこういった伝統構法で造られた家は、地震にも強い そうです。大地震がきた場合も木組みの部分がめり込み、土壁 が崩れることによって大きな力を逃がし、家の中の人間は生き 残れるように考えられています。(これを柔構造と言います) 仮に家が歪んだ場合にも、それを直すことができるので、大事 な家を失うこともありません。 土壁と木が呼吸しているので、家の中の温度・湿度共に氣持 ち良く、夏は涼しく、冬はほんのりとした暖かみがあると言い ます。 下記は、伝統構法の大工さんのページです。 「深田真工房」http://www.ne.jp/asahi/fukada/gont/
さらに、http://www.ne.jp/asahi/fukada/gont/concept/concept.html
の下の方に、 「家作りとエコロジー・日本の伝統建築の叡智」があります。 ここに、伝統構法について詳しい文章があります。 (A3 一枚にまとまるほどの分量です) 目から鱗が何枚も落ちる、すばらしい内容だと思いました。 家づくりに興味がある方は、是非! おさむ