<土鍋かふぇ 楽ちゃん 2007. 7. 30 - 7. 31>

last update 1.September.2007


 2007. 7. 30

 4月15日(日)京都アースマーケットで出会った「楽ちゃん」のや
っちゃん。あまりにもパワフルなトークが忘れられなかった。
http://badi.web.fc2.com/event2/kyoto_earth_market_070415.html

 近いうちに泊まりに行くよ、と約束して別れた。

*

 浪乃音酒造に立ち寄ったあと、滋賀県大津市仰木の「楽ちゃん」へ向
かう。

 角の郵便局から電話をかける。そのまま真っ直ぐ行って、最初の角を
左折ね。坂道を登るとやっちゃんが出迎えてくれた。

 やぁやぁやぁ、三ヶ月ぶりの再開。

 素敵な古民家の中へ招かれる。
 広い。

 すぐに質問してみる。
「だいぶ手直ししたの?」
 やっちゃんが答える。
「いや、ほとんどこのまま住める状態やったんよ」
 素直に驚く藤川家。

 ふつう古民家は、たとえば床がぬけていたり、水まわりがボロボロだ
ったり、柱が危なかったり・・様々な問題を抱えているので、修繕して
から、もしくは修繕しながら住むことが多いと思う。

 しかしさすが強運のやっちゃん、いい古民家を見つけたんだね!

 図書室と名づけられた部屋に入ると、自然系の本がいっぱい。
 いや、もちろん知ってる本も多かったけど、知らん本もあった。
 なにより、誰にでも読んでもらえるよう、本たちがきれいに並んでい
て、手にとりやすいのがすばらしい。本を大事にしているのが伝わって
くるし、ぜひ読んでみて、というやっちゃんや裕子さんの心意気が伝わ
ってくる、そんな空間。

 二階に上がってみる。
 部屋の数が多い。これなら宿も十分できるね。
 あえて朝日が差し込まない部屋を選んだ。
 とっても静かな環境。

 一階に降りる。
 裕子さんの台所を拝見させて頂く。
 おー、広い。
 これなら存分に料理できるね〜
 裕子さんは優しくて本当に素敵な女性。
 やっちゃんは幸せ者だ。

 子供さんは男三兄弟。
 仁くんは中学生。さすがにお兄ちゃん。
 茅ちゃんは、ウチの祐也と氣が合って、だんだんおおはしゃぎ。
 羽ちゃんは、ちっちゃくてかわいい。

 さぁ、おまちかねの夕食。
 お客の立場とは言え、これだけ用意するのってたいへんよね、裕子さ
ん。見ただけで感謝の氣持ちが湧いてくる。おいしそうだ。

 子供たちの食欲は、はは(笑)思ったとおり、すごい。(笑)ちゃん
と全部、お味を・・というわけで、15分間は、すみません、無言で食
べまくりました。だって競争みたいなんだもん。(笑)あ、氣にしない
でくださいね。楽しかった〜

 裕子さんの土鍋料理は、京大でおいしいって知ってたから、初めから
安心していた。藤川家好み。薄味というと、みなさんは物足りない味を
想像するかもしれんが、薄味で勝負するって勇氣がいることなんよ。ね
ぇ。ほんま、裕子さんのお人柄がじんわりにじみ出ている優しい味。お
いしかったなぁ、忘れられんな〜 ケーキまでありがとうございます。

*

 夕食後はやっちゃんとおさむのトーク・タイム。やっちゃんは「豪快
な号外」が果たして有効利用されているのか、世の中を少しは変えたの
か、これからも有効利用されようとしているのか、ということをボク以
上に氣にしておられる。彼はいつでも本氣だ。←知ってるよね〜やっち
ゃんを知る者は。

 彼の話を聞いていてボクは思った。そして思わずこう言った「やっち
ゃんは優しいんだよ」素直に出てきたウラもオモテもないセリフだった。
彼は優しい。

 ともかく号外を3000万部、印刷してしまった。(笑)紙を使い、
インクを使い、全国に配布するためにガソリンを使った。多くの協力者
が徹夜で打ち合せしただろうから、照明の電気も使ったし、パソコンを
動かす電気も使った。

 かようにエネルギーを使ってしまった。使ってしまったエネルギーは
元には戻らない。ならばこの号外を有効活用するしかないじゃないか、
というのがやっちゃんの主張だ。

 誠にまっとうなご意見。

 ボクはやっちゃんみたいに優しくないから(笑)あーあ、あの号外、
無駄になっちゃったんじゃないの〜?だから言ったじゃない、情報が溢
れいてる現代において、なかなか手にとって読んでくれるヒトは少ない
って。なーんて、思っていた。

 けど、やっちゃんから真剣な眼差しでこの号外をもう一度有効活用し
たい、どーしたらいいんだろう?と相談を受け、30分以上、二人であ
あでもない、こうでもない、と考えるにつれ、ひとつの提案ができあが
った。それはこうだ。

 自分(やっちゃんやおさむ)が一番興味がある記事を切り抜いて、そ
の「切抜き」だけを誰か(友人に限らず、誰にでも)に渡す、というも
の。

 これなら自分からそのヒトへのメッセージが明確になる。

 号外を渡すとき、ボクは一人のヒトに15分間説明してから渡すとい
うことを心がけ、何人かにそうやって手渡したがおのずと限界があった。

 しかし切り抜きを渡すんだったら、そのヒトへの説明は15秒で済む。

 やっちゃんはこの提案に笑顔で応えてくれた。
(ボクは実際にその場で切り抜いてみせた)
「ええなぁ、これ、もらった方も読む氣になるなぁ」
 続けてこうも言った。
「いままで恐れ多くて、この号外にハサミを入れるという発想がなかっ
たんよ」
「ボクもそうだ」

 これで号外は切り抜かれることによって、二度目の生命(いのち)を
吹き込まれることになる。幸せな「紙」だ。

*

 翌朝はやっちゃんの自然農の畑を見せていただくことに。楽ちゃんか
らゆっくり歩いて8分くらいのところにある。その散歩道がまた素晴ら
しい。神社の中を抜けていくのだが、心地よい風も吹いていてなんとも
氣持ちがいい。樹齢何年か、相当な大木がそびえ立つ。この迫力を伝え
たくて下から天空へ向かってシャッターを切る。

*

 いままでも様々なラブ&ピースなイベントをうってきた楽ちゃん。今
後も目が離せない。

 やっちゃんも裕子さんも、今後はイベント主体で行くわ、と優しく抱
負を語ってくださった。

 京都東ICから15〜20分くらいなので、ご予約後、ぜひ、行って
みて。

 土鍋かふぇ楽ちゃん tel.077-574-0816(完全予約制)
 滋賀県大津市仰木 2-7-21
 坂山保之、久保田裕子

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 やっちゃん - mixi
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