<紀南の旅 2009. 5. 1 - 5>
last update 19.May.2009
今回のルートマップ(紀伊半島の地図)
2009年5月1日(金)
朝、和歌山市を出発
奈良県吉野を経由して〜
三重県熊野市の山奥にある「そめやなないろ」さんに到着。
(地図上の茶色線:和歌山市〜吉野経由〜三重県熊野市)
ふき、こごみ(これは4月が旬)、わさびの葉を収穫〜
杉とひのきの葉の違いは、
ひのきの方が葉が広がっているという点
高さ4mくらいの「とち」
葉がきれい
薪割り体験を少し。
夕食は楽しい「手巻き寿司」
かまどのある暮らしを体験させて頂きました。
ありがとうございます。
土間も素敵
黒い石のタイル(宮城県産)をはってある。
じめじめしておらず格好いい。
−琉春庵−♪紀美野町三尾川もこんなふうにしたい。
寝袋に入って「おやすみ」・・
*
5月2日(土)
そめやなないろさんと同じ集落(柳谷)にて
新建材なし!の天然住宅を拝見させて頂きました。
この大工さん、すばらしいです。
こんな家を建てたい方にはご紹介します。
杉とひのきの家
外装のオレンジの塗料もドイツのリボスです。
自然塗料なので安心ですね。
*
今日はみんなでお茶摘み〜
緑茶、紅茶、番茶、ほうじ茶など、みんなこの同じ木からできます。
番茶をつくりました。
炒って、もんで、
明日から天日干し。
三日間干したら、再び炒って、缶かびんに入れて保存します。
16:00頃、みんなで温泉へ
夕食は、
小アジの南蛮漬け
タイ風カレー
今晩もご馳走でした。
ありがとうございます。
<パソコン・サポート>
Opera(ブラウザ)のエラー・コンソールを取り除き
ルータの再接続をしました。
安心して頂けました。
*
プロのギタリストである藤本弘二さんと
祐也のウクレレでセッション♪ 「森のくまさん♪」
おさむもジャンベで参加♪
*
5月3日(日)
藍染め(徳島の藍すくもを灰汁醗酵建てして、染め上げている)を
二着、購入♪
長袖と半袖(襟付き)
どちらも氣に入っている。
さぁ、そめやなないろさんとお別れ〜
ありがとう
ありがとう
*
途中、新宮の手前で30分ほど渋滞があった。
その間、おさむはクルマから降りてジョギング♪
運動不足を解消
那智勝浦に到着〜
(地図上の緑線:熊野市から南下、那智勝浦へ)
和歌山県無形文化財
紀州備長炭 田中木炭
五代目 田中実さんと再会〜
まずは
蓮根(レンコン)掘り〜
レンコンの旬は冬だが、幸いにも大きなレンコンが残っていました。
実さんが「手」で掘ってくれました。
その後、小麦畑へ
見事です。
小型の製粉機もあるので後日粉にするそう。
ドライフラワー用に小麦の穂を頂きました。
あと、レモングラスを株ごと頂きました。
ありがとうございます。
テントをはってもらいました。
夕食は炭火!で(^^
太ったさんま!(紀南産ではないそう (^^;
さんま寿司
レンコン炒め
サトイモ煮
ご馳走でした。
ありがとうございます。
実さんのお父様
炭焼きのプロ
静かに語る姿が忘れられない
コンクリートの多用がいけなかった・・と
原発やオール電化の問題をお話しましたら
いたく感心しておられました。
聴いてくださってありがとうございました。
*
5月4日(月)
実さんの山案内〜
この山にはたくさんの野生の果樹があります。
一本、一本、ていねいに解説して頂けました。
接ぎ木って、かなりできるのね。
役に立たない木はないそうです。
接ぎ木にするか、まきにするか、
なにかしらに利用できるそうです。
<パソコン・サポート>
CD-R/DVD-R に焼く方法をお教えしました。
ubuntu も差し上げました。
喜んで頂けました。
備長炭と木酢液を購入して
田中実さん一家とお別れ〜
ヤマキで昼食
鉄火丼です。(^^
せっかく紀南やから〜
*
木造校舎(NPO共育学舎)三枝(さいぐさ)さんにアポをとり、
和歌山県新宮市熊野川町西敷屋の木造校舎へ向かいました。
(地図上の青線:那智勝浦から北上し、西敷屋へ)
木造校舎をそのまま利用した「石窯パン屋さん」
かと思いきや
なんと小麦を育て、粉にし
なたねを育て、なたね油を搾って
石窯でパンを焼いているんです。
すばらしい!
今日は稲の田植え
大人数をなんなくまとめている三枝(さいぐさ)さんの
リーダーシップは見事。
アポはあったものの突然の訪問にも
とっても暖かくお話してくださいました。
ありがとうございます。
どうやって木造校舎を「村」から借りたのか
ポイントのひとつは
役所に通うこと。
そして役所に対し
「おカネはかけないで、農家兼、パン屋兼、共育の場をつくりたい」
と、働きかけたことだそうです。
「おカネがかからない」ということで
役所側は安心し、
ことは円滑に進展していったそうです。
祐也がウクレレ、弾き語りを♪
音楽は、ヒトとヒトとをつなぎます。
*
木造校舎さんとお別れ〜
(地図上の紫線:西敷屋から西へ〜中辺路経由〜田辺まで)
田辺までデミオを飛ばします。
途中、公衆電話からいこら茶屋へ電話を入れます。
19:00前「いこら茶屋」へ到着〜
店主 田中淳夫さんに再会
クルマ4台で小屋へ移動〜
屋外で生野菜やおさしみなどを食べながらお酒を。
雨がパラついてきたので屋内へ
その後、田中さんのひとこと
「おくりびと、見よう!」
観たかった映画なので、なんだかうれしく鑑賞〜
いや〜、これはいい映画だった。(^^
二階で寝袋で就寝
*
5月5日(火)節句
田中さんが「納棺夫日記」青木新門著 をお勧めしてくださった。
これは立派な哲学書と言っても過言ではない。
(けど、えらい読みやすい)
本木雅弘(もっくん)が15年前に読み、感動
その後、青木さんを何度も訪ね、頭を下げ映画化の許可を得たそうだ。
もっと死を身近に感じるべきだろう、現代人は。
病院はコメディー。
*
田中さんとお別れ〜
今日は雨
秋津野ガルテンに立ち寄る
レストラン、宿泊所もあり、なかなかよい
農産物加工体験もできる
*
さぁ、龍神村へ向かう
(地図上のうぐいす色の線:田辺〜龍神村)
11:00頃、石窯パンのもんぺとくわ、に到着〜
忙しそうだったので会話は慎んだ。
ところが奥様が祐也に語りかけてくれた。
それをきっかけに話が盛り上がる。
なんとご主人、現在、薪割りをあまりしていないそう。
なんと!竹で、パンを焼いている。
ボクも石窯、あります、と言ったら
惜しげもなく、竹でパンを焼く方法を伝授してくださった。
ありがとうございます。
竹でパンは焼けない、という常識をくつがえす、
この方法。
しかも竹を自分で切らない。
落ちている竹を拾ってきて
ナタで切るだけ
すばらしい。
(竹用のナタは竹細工用なのだそうです)
*
とうふの「るあん」に電話する。
本日営業中とのこと
とうふ二種(豆違い)の予約をして出発〜
もんぺとくわからクルマで20分ほど
るあんに到着〜
かわいい手作りの店内
とうふのケーキ、おからのケーキ
おいしい
とうふづくり体験もできる。
るあんは国産大豆の「タマホマレ」「キタムスメ」を主に使用。
手づくりだから1日に60丁程度しかできない。
他にも龍神村に古くから伝わる青大豆を使っている。
すべて薪(まき)でとうふづくりをしている。
伝統的なとうふの製法を後世に伝えようと
夫婦(お子さんもいらっしゃる)で龍神村へ移り住んだ。
海外(タイ)経験も豊富で、
とにかく、
店内のセンス
素材の良さ
まきと大釜でつくるとうふのおいしさ
奥様のきっちりした応対
どれをとっても完璧〜
すっかり仲良くなって
「またきます〜」とお別れ
*
さぁ、久しぶりに和歌山市へ帰ろう。
(地図上の緑線:龍神村〜和歌山市)
(西へ走り、海沿いを北上)
有田(旧吉備)経由
高速は渋滞していたので一般道で帰路についた。
高速には一度も乗らなかった。(予定通り)
宿泊費はかからなかった。(4泊とも友人宅に宿泊)
相変わらずおカネをかけずに旅をする藤川家であった。(^^;
*
あまりにも濃密な五日間だった。
みなさんに感謝!
ありがとうございます!
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