last update 25.May.2004
− ひとつ仕事を辞めてみようか。 急に仕事を辞めたら収入がなくなるわけで、ちょっと困った状態にな ってしまう。けど、もし、自分に何か目標(やりたいこととかライフス タイルとか)があって、それが今している仕事でないのだとしたら、ゆ くゆくは今の仕事を辞めなければならない。とすれば、急に辞めるんじ ゃなくて、自分なりに考えながら、いろんな準備をして、まわりも説得 して、要は周到な準備をして、それから辞めるんだったら問題はないは ず。 あなたがもし結婚前だったら、会社は辞めない方がいい。だって「私 は無職ですが娘さんを幸せにします」なんて婚約したガールフレンドの お父様に言えないでしょ。「有名企業で働いております」なんてそこま で言わないにせよ、会社員であるということは、世間から見ればやはり 信頼のあるもので、お父様だって、この人にならウチの娘を任せられる と安心してくださるでしょう。 けど、ボク(あなた)には目標がある。農的暮らしをしたいとか。風 力発電機を販売・設置する仕事をしたいとか。そういう環境系の会社に おカネを貸す金融業を中間法人として設立したいとか。スノーケリング のインストラクターになって毎日イルカと泳いでいたいとか、そういう 目標。 だとしたら、結婚前にそっと彼女に伝えておこう。「今、ボクはいい 会社に勤めているけど40歳になる前に辞めようと思っているんだ。い や理由はね、こんな目標(夢)があるからなんだ」と。彼女との間にコ ンセンサス(合意)がとれれば彼女は味方、つまり奥様は味方。さぁ、 いよいよ会社を辞めようという段になって「そんなにいい会社を辞めな い方がいい」となだめ、たしなめる自分の両親と彼女の両親を説得する 際も奥様だけは味方になってくれる。えっ?結婚後に夢ができたって? そういう場合はまず奥様を説得することから始めなければならないので 骨が折れる。けど、論理と熱意で話せばきっとわかってくれます。 <家は買わないで建てる> おカネがあるんだったら家を買ってもいいけど、お金がないんだった ら家は買わない方がいい。35年住宅ローンを組んだら最後、あなたは 一生会社を辞められない。会社が倒産したらどうするのか。解雇された らどうするのか。35年ローンを組むには危険が多すぎる。えっ?マイ ホームを持つのが夢だって?夢は人それぞれだからもちろん否定しない けど、少し技術を学べば、自分で家を建てることはそう難しくない。 「100万円の家づくり」なんて本もあるし、古民家を解体した廃材で 家を建てることを推奨している「廃材王国」という本もある。もし、マ イホームをもつのが夢なら自分で建ててしまうのも楽しいだろう。費用 も土地代含めて500万円もあったら相当立派な家が建つと思う。 最近、流行っているのは、基礎、土台、屋根、水まわりまでプロの大 工さんにやってもらって、壁をぬる、棚をつくる、電気系統、台所など 自分でできる部分は自分でつくるという家づくり。週末は家族みんなで 家づくり。そんな家が完成したら、さぞ愛着もわくでしょう。 <家探しは歩いてしよう> 実は古民家をここ二、三年の間、だいぶ探した。相当広い古民家でも 月に三〜四万円で借りている知人もいる。探すうちに日本中に空家(古 民家)はいくらでもあることもわかってきた。 しかしとにかく他人に貸したがらないのだ。一年に一回だけ親戚が集 まるからとか、そんな理由。家というのは人が住んで手入れがなされ、 風が通ることによって活きる、というか長持ちする。それが空家になっ てしまうと朽ちるスピードも早くなってしまう。それでも貸したがらな いんだから、いったい日本人に助け合いの心がまだ息づいているのかと、 疑いたくもなる。 古民家を借りることのできた友人に聞いてみると、みな一様に「借り られたのは縁だ」という。ふとしたところの縁。そこから話が始まる。 家探しは歩いてするのがベスト。日当たりや畑のあるなし、駅から近 い遠い、など百くらいの条件があるわけだが、いわゆるいい物件は人づ てで次の借り手が決まってしまう。なので人づてがベスト。次が地元の 不動産屋をめぐるやり方。ネットや雑誌に掲載されている物件は全てな んらかの理由で魅力に欠けているから、一般・公の場に公開されている んだ、と思うべし。 とにかく3400万円の住宅(マンション)を買うためにローンを組 んで、自分の首をサラリーマンという名のネクタイで締め続けることだ けは避けなければならない。 <たまには眉間に皺を寄せて社会問題を捉えよう(^^;> 会社を辞めることを目標にするのではなく、自分に夢や目標、やりた いことがあるから会社を辞めるということ。でないと、会社を辞めるパ ワーは湧いてこない。 実際、会社を辞めることは難しいことではなくて、自分なりに準備を して、まわりにも「思い」を話して、しかるべき手続きを行うだけだ。 そうは言っても、田舎暮らしを始めるにせよ、何か商売・コンサルテ ィングを始めるにせよ、ある程度のおカネはいるんじゃないだろうか、 というつぶやきが聞こえてくる。それはそう。けども会社員をやってい る限り、たいしておカネは貯まらないようにできている。株や先物取引 も当たればでかいが、はずれればダメージも大きい。(とはいうものの、 こう低金利だと、株を研究して買うことはわるい選択ではないと思う) だからまだ貯金が少ない、目標の3000万円にはほど遠いと言って (言い訳して)会社員を続けるよりは、えいやっ!と辞めて、一歩踏み 出した方がいろんなものが見えてくるに違いない。(日本政府の財政赤 字、年金不信、福祉切り捨て、寝たきり老人の増加、ボケ、少子化、環 境問題、自殺率増加、子供の成人病、アトピー、学級崩壊、子供の親に よる虐待、牛乳神話がいまだ信じられている、年功序列・終身雇用の崩 壊、等々)それでもあなたは会社にしがみつく?本当にそれだけのメリ ットがある?自分の年齢や体力とも相談してみよう。40歳を越えたら 要注意。30代で踏み出したらきっときっとうまくいくと思います。 みな会社で様々な仕事をしている。あまりに単調で特に技術( communication 能力なんかも含めて)の必要もない仕事ならともかく、 たいていの仕事は、がんばってみれば自分を磨くことにつながっていく。 ボクは11年間営業で、最後の会社ではコンサルティングの仕事を垣間 見ることができて本当にラッキーだったと思う。11年間PCのハード ・ソフト・ネットワークの仕事にたずさわってきたが、今や internet は全盛で、現在の出張PCサポートの仕事もだんだん波にのってきたと ころ。お世話になった方々に感謝している。 <少しまとめてみよう> 1.自分に目標、夢、やりたいことがあるか、自分に聞いてみる。 2.やりたいことがあるなら会社を辞める準備をする。(仕事は全力で やる。いい仕事ならね) 3.家は買わない。 4.そして会社を辞める。 5.さらに目標に向かって準備する。何か商売するのもいい。 6.思い存分生きる。 7.子供に自分の思いを(プレッシャーにならない程度に)託す。 8.死を迎える。 というようなことを、どうやらボクは言いたかったようだ。 <さぁ、一歩ずつ進んでいこうと思われたあなたへ> 思っているだけでは進みません。STEP ごとに行きましょう。 STEP1 まずノートにえんぴつ(シャープペンでもいい)で、自分の思う ところや現状を書いてみよう。文章でもいいし、図が入ってもいい。そ うすると不思議なくらい自分の考えがまとまってきます。 STEP2 それでも簡単には将来設計なんか見えてこないでしょう。もし、 奥さんがいるなら奥さんに話してみる、仲のいい友人がいるなら、自分 の思いを話してみる。Output するとまとまってきます。 STEP3 それでも「やっぱカネがないよなぁ。もうちょっと貯金してから でいいや」と思うでしょう。本当にそうでしょうか。ムダ遣いはしてい ないかな。欲しいものは全部買う、不要なものは一切買わない。これ、 ボクの買い物哲学。ま、そんなことはいいとして、もしよかったら一度、 お話しましょう。トータル・コンサルティングを行います。 相談料:30,000 円/1時間 <いままでの職歴> 私?もう六社、辞めましたよ。(自慢にならない>自分 (^^; 1.半導体・コンピュータ・システム商社 2.自然食(Macrobiotic)と書籍の販売会社 3.ネットワーク・ソフト会社(米国) 4.情報通信関連企業(ドイツ) 5.Organic な生活を提案する季刊誌の編集部 6.物流コンサルティング会社 と、12年間、自分が働きたいと思う会社で働かせてもらいました。 お世話になった方々、ありがとうございます。 <海外経験> いろんなところへ行ってきました。(^^ 1.ロンドン、パリ、ミラノ、フィレンツェ、ローマ(学生のとき) 2.シンガポール(営業成績優秀だったため御褒美) 3.ロサンジェルス、サンフランシスコ(上に同じ) 4.メルボルン郊外とシドニー(有機農業体験など、二ヶ月間) 5.南仏のニース(honeymoon) 6.フロリダ(研修) 7.ミュンヘン(仕事) 8.ベルリン、ミュンヘン(仕事) 9.オアフ島(家族旅行) 10. バリ島(家族旅行、一ヶ月間) <趣味> jazz piano, 読書、映画鑑賞、hiking, 家庭菜園 そのうち趣味と言えるように取り組んでいるもの:ジャンベとウクレ レ。つまり鍵盤楽器、打楽器、弦楽器の制覇がもっぱらの目標。 <環境を汚さないよう氣を使っていること> 油で汚れた皿をそのまま洗わない。一度、ふき取ってから洗う。 (下水を汚さないよう) トイレは現在水洗だが、将来、微生物で分解される仕組みのトイレを 自作したいと思っている。(水洗トイレの環境負荷を考えよう。) <将来の夢> 田舎暮らし(自給自足に近い Life style)- ゆっくりと実現させたい。 エネルギーの自給(マイクロ水力と風力の組合せ) * それでは、みなさん、美しい人生を! 仕事の相談室(担当): 藤川 修(ふじかわ おさむ) e-mail: QYQ01076@nifty.com Top Page