last update 6.January.2007
昨年、名古屋のソフマップの店員さんから聞いた話。 「HD(Hard Disk)はいまや消耗品ですよ。最近のHDはだいたい一年 以内に壊れますから〜」 こんなことをお客に言っていいのかな、とも思ったがたいへん参考に なった。やはり思った通りだ。最近のHDはとても壊れやすい。 ボクの最近のお客様のPCの中でも SerialATA HD が壊れた例が二件 あった。二台とも新品購入後、一年とちょっとしか経っていない。 これでは困る。 HDというのは、Windows というOSやブラウザやメーラーといった ソフトや Excel で作成したファイルやデジカメで撮った写真など、す べてのデータが格納・保存されている記憶装置だ。こんな大事なモノが 消耗品だなんて・・インク・カートリッジじゃあるまいし。 * 一方、古いPCのHDはなかなか壊れない。いまウチにある9台のP Cのうち、一番古い digital製のPCのHD(500MB)は現在でも快調だ。 メインPCは3台あって、すべて Compaq Deskpro(CPU: 1GHz, 866MHz, 800MHz) (RAM: 512MB) (HD: 40GB, 30GB, 10GB)で、どのHD もまったく快調そのもの。特に一年前に交換した 40GB のHDは流体軸 受のため静寂性に優れている。(TV録画もしている) 古いHDはどれもすこぶる快調なのに、最近のHDが次々と壊れてい る現状を見るにつれ「古いHDの方が新しいHDよりも信頼性が高いの ではないか」という結論に達してもみたくなる。 * 以下、故障してしまったPCの例。 <Tさんの NEC Desktop> 2005年に購入。SerialATA HD の不良。某ウィルス撃退ソフトのファ イル更新がうまくいかず、強制終了を繰り返したためセクタが壊れたの ではないだろうか。 SerialATA HD のみ交換しようと考えたが、HD内にリカバリデータ が格納されているのでリカバリは不可能。(お客様の方であらかじめリ カバリCDを作成しておくべきだった)クリーン・インストールも考え たが NEC の場合、特殊ドライバが多く、本機種では NEC サイトにドラ イバは公開されておらず、よって断念。 * さて最近、買った中古PCの例。 2万9千円でMさんに販売済み。(和歌山にて) <TOSHIBA EQUIUM5090 C-2.0GHz 512MB 40GB> とにかくHDが静か。ファンも静か。 この時代の流体軸受HDが一番、信頼性が高いように感じる。 HDは信頼性が一番。 CPU: 十分なスピード。 2.0GHz RAM: 十分。 512MB HD: 十分。 40GB CD-R 書き込み可。DVD 再生可。 USB2.0 もうれしい。 OS: Windows2000 sp4 (XP よりも信頼性が高いように思う) (TOSHIBA は各ドライバをきちんと公開している。企業姿勢に好感が持 てる) Security: personal firewall を設定済み。 データの backup さへとってあれば、OSが破壊されることはそれほ ど怖くはない。リカバリ or clean install してしまえばよろしい。最 近のPCは特にリカバリが速いので、月に一回くらいしてもよいのでは ないか。(実際、そういうヒトを知っている) HD: 40GB では足りな〜い、という声が聞こえる。 ならば外付けで増設してしまえばよろしい。 その方が安全。二重にデータも持てるし。 とにかくOSが入っているHDは大事なのだから信頼性が第一。 100GB 以上のHDは要注意。あなたのPCはどう? 最新のPCは平気で 300GB なんてのを積んでいるので〜、さぞ信頼 性は低いでしょう。SerialATA なんだよね。速くても信頼性が低ければ どうしようもない。 <本日の結論> パソコン買うなら、中古に限る。 だって新品パソコンよりも信頼性が高いから〜 1995 年以来、買い揃えているウチの9台のパソコンは今日も絶好調。 (1997 年以来、新品PCは買ったことがありません) いまだに一台も壊れたことがない。 すべて光ファイバのネットに接続でき、快適に動作しています。 2007. 1. 6 ふじかわ おさむ at 和歌山市
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