私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
金子みすゞ
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みなさん、こんにちは。
私は、普段、子どもに接する機会は少ないのですが、
子どもの話を聞いて驚くことが多くなりました。
まとめてしまうと、
「みんなちがって、みんないい。」
ということを最も、理解しているのは、
子どもだということです。
理解しているというより、
多様性をそのまま受け入れるということを、
あるがままに、
あたりまえのように楽しむようです。
さて、科学による遺伝子の研究は、
危険な道も探り、脅威を与えることもありますが、
中には素晴らしい考え方もあります。
オックスフォード大学の人類遺伝学の大家、
ブライアン・サイクスさんの研究によれば、
全世界の人類のお母さんは35人に集約されるそうです。
「つながり」ということが、はっきりしてきたようです。
多様な「つながり」をたどっていくと集約されていくようです。
同じお母さんを持つもの同士が、
争いなどをしている場合ではなさそうです。
よろしければ、以下、ご覧ください。
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http://www.sonymagazines.jp/mmt/200111080750
世界で見つかった一族の母
− 図 − (上記 URL にあります)
私たちが互いに密接につながっていることを
ミトコンドリアDNAが証明しました。
全人類は互いに関係のある家族なのです。
そのことが頭にあれば、どこの土地に行っても
人を敵対視したり異種と見ることはなくなるでしょう。
DNAは人類の存在にとって最も基本的なものであり、
みんながそれを平等に持っているのです。
富も権力も肩書きも関係していないのです。
実際、私も日本にきたのは初めてですが、孤独感などなく、
むしろ大家族の中にいるような気がしています。
世界は個別のグループの集合ではなく、
個々の人間が集まってできているのです。
そしてその個々の人間は
互いに祖先において密接な関係にあるのですから、
民族差別などはあってはならないのです。
人間の歴史は人種とか部族ではなく、
個人の歴史のつながりなのであって、
それをひとつひとつ
グループ分けして語ることに私は賛成できません。
人間をグループ分けする事が争いや紛争を巻き起こす原因になるのです。
【著者 ブライアン・サイクス】
東ユーラシアの一族の母
− 図 − (上記 URL にあります)
日本人の95%は、ジニアとマイラッチミをのぞく
九人の母を持つことが確認されている(2001年10月現在)
今回の来日の目的のひとつがこの日本人の9タイプの命名でした。
これもヨーロッパの場合と同じく学術記号のアルファベットを頭文字にしています。
(E)恵美子:祝福、恵みのある、美しい子
(今回9つのうち少なくともひとつにはおおかたの日本人女性がもつ
「子」の字をつけたいと思っていました)
(Y)由美: 理由、基づく、起源、もしくは熟語扱いで自由、一族
(N)寧々: 安らか、穏やか、無事である、静める
(C)千恵: 千の恵み
(A)愛: LOVE、慈しむ、大切にする
(S)幸: 幸せ、平和
(F)フフェ:中国の神話上のプリンセス
(G)ガイヤ:ホールワールド、世界中
(I)イナ
人類の祖先である彼女達に名前を付けられることにある種の権威を感じます。
私は女性はみな女神だと思っています。
主の精神を持っているのが女性で、
その精神が遺伝で子孫に伝えられていくのだと感じています。
<本の紹介>
「イヴの七人の娘たち」
http://www.sonymagazines.jp/mmt/200111080700.html
「個人個人が、共通のDNAでつながった近い関係であることを理解すれば、
民族差別や偏見、争いや攻撃をなくすことができるだろう」
【著者 ブライアン・サイクス】
2002. 3. 2