<安部司さんの講演会>

last update 13.July.2006



 7月8日(土)和歌山市ロイネットホテルにて

 安部司さんの講演会を聴きに行った。
(食品の裏側―みんな大好きな食品添加物の著者)

 すばらしい!講演だった。
 安部さんは添加物のソムリエ。(笑)
 メモからひろってみよう。

*

 コンビニのミックス・サンドには80種!
(20万個/日)(こんなに売れるのね)

 コンビニのおにぎりには15種。

 スーパーのお惣菜売り場にある、
 ポテトサラダには20種。
 ゴボウサラダには20種。

 どんな添加物が入っているのかちゃ〜んと教えてくれました。

(添加物が消費者からもてはやされる理由)

1.(食品が)安い!
2.便利!(買ってくれば食べられるもん。日持ちもするし〜)
3.簡単!(買ってくれば食べられるもん。インスタントは楽〜)
4.美しい(たくあんは黄色、ハムはピンクじゃなきゃイヤ!)
5.味が濃い(濃い味が好き〜)

*

 しょうゆ: 198円
 しょうゆ:1000円
 どちらを買いますか。

 一年醸造されたしょうゆの売上本数はしょうゆもどき(笑)の売上本
数の1/100以下。

*

 添加物を買っているヒトは、
 添加物問題について、とやかく言えないですよ。

*

 タール色素:石油から

*

 コンビニ弁当は賞味期限前にどんどん廃棄されます。
→もったいないから養豚業者がブタに食わせたところ・・
 なんとほとんど全頭(220頭)が死産・流産・奇形となり、
結果的に大損害に。

*

 日本では4000万食/日を廃棄しています。

*

 ジュースにはブドウ糖が入っていますね。
 これを砂糖に換算すると 50g!
 これを子供が一日三本飲めば、確実に糖尿病になりますね。

*

 添加物は1500種。

*

(消費者の防衛方法)

1.ウラを見て原材料を確認する。
2.で、知らないものは買わない。
3.なんで安いの?と疑問をもつ。
4.なんで生クリームが常温で腐らないの?と疑問をもつ。
5.なんで美しいの?と疑問をもつ。

 これだけでOK。
 とても簡単。

*

(本物のたくあんを弁当に入れるといじめられる)

 小学校で「うんこ弁当!うんこ弁当!」といういじめにあった女の子。
(たくあんのにおいをいまの子供は知らない。くさいと感じるだけ)
 悲しいかな、その女の子もそのたくあんのうまさはわからなかった。
 けど、
「ばあちゃんがつくったたくあんだからうまいんじゃ!」とひと蹴り。
 えらい!

 しかし、本物の漬物のうまさを教えないのはお母さんの責任。
 ポテトチップス、カップラーメン、ジュースは禁止していても、味噌
汁のだしは、だしの素では、子供の味覚は狂い、そう簡単には治らない。
添加物の種類は同じ。

 お母さんが料理をする姿を10年見せれば子供は育ちます。
 これが食育というものでしょう。

(毒性よりもこわいもの)
 それは「あなた」ではないでしょうか。
 なにも知ろうとしないあなた。
(上記二行は安部先生のセリフではないが、そう言いたかった模様)

 玄米菜食をしなさい、なんて言わないです。
 少しだけ立ち止まって考えませんか、と言っているのです。

*

 図をご覧ください。(いま、つくってみました)

 「食品の選び方」の中に、4つのグループがあります。
 あなたはどこのグループに属していますか。
 日本では農薬・添加物を支持しているヒトが 75%〜90% でしょう。 (ポリシーがないヒトたちが含まれるのですね)  安価で安全なものはないのです。  最後にもう一度。  少しだけ立ち止まってみませんか。 *  講演後、書籍を購入し、安部司さんにサインをもらった。  そのまま10分の長話。  う〜ん、目がきれい!  すばらしい。  話も上手。  押しつけがましくない。 「お互いにがんばりましょう」とおっしゃってくれたのがうれしかった。


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