<2008. 3. 18>

last update 18.March.2008

 3月18日(火)マハーバリプラム 〜 チェンナイ Chennai

1〜4.Sanjeevanam(Vegetarian Health Restaurant)
5.卵型の網目の中に入っている象(どうやって彫ったの〜?)
6.象の中の象(どうやって彫ったの〜?)

7.象のファミリー(横の小さい!象も含めて八頭!も象がいるんだ。
ファミリー!家族なんだよ、という売り文句が、石彫り職人の必死の売
り文句ゆえユーモラスで可愛いらしい。インドではファミリーを大事に
しているから「ファミリー!」が売り文句になるわけなんだ)

8.イスラム教の寺院にて夜9:30!〜 大音響で唄が始まった・・
その後、信者になにかを絶叫して訴え続け、夜中の1:00まで続いた
・・

*

 3月18日(火)マハーバリプラム 〜 チェンナイ Chennai

 朝はパパイヤとバナナ、どちらもおいしい。

 さぁ、久しぶりにチェンナイへ

 荷物をまとめて、checkout.
 差額の600円を返してもらう。
(一泊目はカビくさい部屋だったのだから、あと300円、負けてくだ
さい、と言ったが、負けてくれなかった。対応、わるし)

 バス停まで徒歩5分の裏道を教えてくれたので、裏道を歩いた。

 バスが何台か停車している。
「アディアール(Adyar)行きのバスはどれですか」
(実際には Adyar! で十分通じる)

 アディアール行きがすぐに見つかったがボロいバス(インドではボロ
いバスが多い)の上にとても混みあっていた(インドではどのバスもだ
いたい満席)ので一台見送った。(なので見送っても意味がないかも)

 次にきた Adyar 行きのバスはややきれい(と言っても十分きたない
(笑))でしかも空いていたので、これに乗ることにした。10分ほど
待っていたら出発した。

 出発後、車掌さんが ticket を売りにくる。三人で189円(アディ
アールまで50km. 安い)今回は降りそこねないために運転手のすぐ後ろ
に座った。Adyar が近づくと運転手が「次だよ」と教えてくれた。とな
りの老インド人もボクと話したいみたいで、かなりタミル語なまりの英
語だったが、上手な英語で教えてくれた。Adyar の次はどこへ行くんだ
?トリプリケーン triplicane です、とボク。だったら、6Aのバスに
乗ればいいんだ。たくさんのバスがあるからそんなに待たなくても乗れ
ると思う。6Aだよ。とていねいにいろいろ教えてくれた。まぁ、ボク
にしてみれば無事 Adyar で下車し、その後、restaurant へどうやって
たどり着こうか、で頭がいっぱいだったのだが。

 Adyar で下車後、Sanjeevanam(Vegetarian Health Restaurant)まで
どうやって行くか、を考えた。住所と電話番号は持っている。リクシャ
ーをつかまえ、今日この restaurant は open してるのかを聞いてみる。
わからないとのこと。で、携帯電話を持っているヒトをつかまえて、電
話してもらった。open しているとのこと。そこでリクシャーで行って
もらうことに。150円と言われたが90円まで値切った。しか〜し、
リクシャーでわずか一分の距離だった。歩けたなぁ〜この距離。しかし
これは結果論。リクシャー(オート三輪車)の運転手もこの店の場所は
知らなかったのだから。まぁ、この距離なら60円以下だったでしょう。

 念願の Sanjeevanam(Vegetarian Health Restaurant) は、まだ open 
しておらず、30分、店のベンチで待つことにした。12:00ちょう
どに open する、とのこと。いわゆるちょっとした高級店なので店内の
雰囲氣もよい。AC(エアコン)が効いていたので、エアコンの弱い部
屋へ案内してもらった。(インドではエアコンのことを「エーシー(A
C)」と言う)

 メニューの説明を受けて、ボクらは驚いた。
 まさに!理想の!レストランだったから。
 飲む順番、食べる順番はずべて決まっている!

 最初にバナナが少々
 その後、ジュースが5種類
 Dates Juice
 Nuts Milk
 Vegetable Clear Soup
 Harita Buttermilk
 Bran Rice Water
 
 その後、
 生野菜の料理が4種類
 少し火を入れた料理が4種類
 きちんと火をいれた料理が4種類
 赤米にダル
 チャツネが4種類
 白米
 はちみつ
 ホット・ジンジャー
 
 macrobiotic ではない、macrobiotic というよりは新谷式に近い、も
しくは vegan と言っていいだろう、アーユルヴェーダ料理の真髄を見
たような氣がした。ガーリックやオニオン、さとうも使っていない。選
び抜かれたオーガニックの食材にきちんと上品な味付けがされている。

 実は祐也は4種類目の料理の香辛料がのどと耳に行っていまい、びっ
くりして苦しんで泣いた。店外ではちみつと水で静め、鎮める。5分後、
ようやく落ち着きを取り戻した。香辛料をなめてはいけない。よく味わ
ってゆっくり食べなければならない。調子にのってパクパク食べている
とひどい目に遭う。祐也にはいい勉強になったと思う。

 レストラン側は、この子には香辛料は無理と判断したようで、それ以
後、祐也の皿にはほとんどの料理はのらなかった。実際普段祐也はほと
んどの香辛料は食べられるが、こういう最高のレストランで失態を見せ
たのはなんともタイミングがわるい。が、祐也でも食べられそうなほう
れん草の料理や白米などをなおこがおかわりして祐也に与えたので、ま
ぁよかったと思う。

 ランチの値段は369円(一人)
 二人分で738円。祐也の分は75円のみだった。良心的だ。

 おそらく、南インドでは最高の南インド料理レストランだろう。
 つまり、言い換えれば世界一の南インド料理を食べるならここ。
(どんなレストランもそろっている日本にもここまで、きちんとしたア
ーユルヴェーダ料理を提供してくれるレストランはないと思う)

 ちなみに大盛況だった。

*

 その後、リクシャ−で Eco Nut へ 120円

 Eco Nut に預けていた食材を受け取る、と同時にあの Energy Home 
の raw sweets とブラック・デーツと種無しデーツがあったので購入す
ることに。ちょうどマダム(店の代表から電話があったので、電話で話
をさせて頂いた。感じのよいマダムだった)

 さぁ、トリプリケーンまではちょっと距離があるのでリクシャ−は高
い。600円も払えない。バスで帰ろうか、と思ったがなんせ大きな荷
物が7個もあったので、どうしようか〜と思って、Eco Nut へちょうど
入ってきたお客さん(インド人と結婚している白人マダム)に「バス停
はどこですか」と聞いてみる。すると、こんなに荷物があるのならリク
シャ−にすれば?とのこと。「リクシャーは高いからバスにしようかと
・・」と言ったら、すぐにリクシャ−に電話してくれて、このヒトなら
安価で行ってくれるから、とリクシャ−を紹介してくれた。8km 以上あ
るのに300円で行ってくれるという。いままで聞いたことのない地元
価格である。観光客からは2倍以上、とっていることがよくわかった。
けど、今日は安く移動できたのでラッキー。

 トリプリケーンの Broad Lands(宿)に着いて、以前よりも安い部屋
はありませんか。トイレもシャワーもいりません。となおこが言ったら
900円の部屋があるという。部屋を見せてもらったら窓もあるし、シ
ャワーもトイレもドアを開けてすぐだし、2階なので風通しがよくカビ
くさくないし、安い!ので即OKしておカネを支払った。(実際には
passport を見せてサインをするので checkin に10分くらいかかる)

 そのときボクの財布の日本円(千円札)が相手に見えたようだ。で、
その日本円と両替してほしい、とのこと。両替なら問題ない。いいよ、
と言って、レートを正確に計算して両替してあげた。その千円札はどう
するの?と聞いたら、これはボクのコレクション、とのこと。保存して
おくそうだ。ずいぶん高価なコレクションである。インド人にとっては
感覚的に一万円に近いものだから。

 部屋で休憩して〜

 その後、バナナと水を買う。
 三人でバナナをよく噛んで食べる。

 ゆうや&おさむはいつものマハラジャ・レストランへ
 ゆうやは Veg. Noodles 90円
 おさむは idly 24円

 夜、9:30〜 となりのイスラム教の寺院で大音響の唄が始まった
・・(ちなみに英語ではイスラム教は「モズリム」みたいな発音。アラ
ーの神ですね)
 その後、絶叫して、なにかを信者に訴えている。
 大勢の信者たちは「そうだ、そうだ!ヘーイ!」みたいに応えている。
 アンプとスピーカーを通しているのでロックライブ顔負けの騒々しさ
である。

(翌朝、ヨガのおばさま(白人)に聞いたら、どうも「女性が口紅ぬる
なんてとんでもない!」みたいな内容が三時間ほど続いたようだ)

 この騒がしい宗教イベントは真夜中の1:00頃まで行われた。
 こういうことが許されるのも、なんともインドらしい。

 メジャーな宗教だけでも20種。
 マイナーな宗教を入れると100種を超える。
 それがインド。

 宗教が違うくらいで争いは起こらないのだろう。
 お互いに認めるしかない、と思う。
 これだけ違えば、ね。
 争っている暇はないだろうから。
 ある意味、平和なのかな。(^^

 明日はインドの最終日。
 夜の便でマレーシアへ飛ぶ。



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