<2008. 3. 15>

last update 15.March.2008

 3月15日(土)マハーバリプラム Mahabalipuram

1.バスで出発〜
2.Express 90km の移動:297円
3.こんなところでバスを降りた。(ピンボケごめん)
4.マハーバリプラムの散歩
5.砂浜
6〜8.遺跡
9〜16.遺跡 (photo by Yuya)

<クラクション>

 南インドは(多分インド全域)とにかく、バイクもクルマもクラクシ
ョンを鳴らしっぱなしである。ビービー!プップーッ!はっきりいって
うるさい。街中を歩いていて、後方からバイクが接近してくればエンジ
ン音でわかる。だから道の端に寄る。それでもピッピッピッ!・・いち
いち容赦なく必ずクラクションの嵐をくれる。クラクションを鳴らさな
いバイク・クルマは多分一台もないと思う。これは誇張でもなんでもな
い。ほんとーにうるさい。慣れろと言われてもなかなか慣れることがで
きない。

<ゴミ>

 みんな道にゴミを捨てるのでインドはゴミだらけ。道のあちこちにゴ
ミの山ができている。牛がゴミをあさっている。牛のうんちも道にたく
さん落ちている。とにかくインドはゴミだらけ。はっきり言ってひどい。

*

 もしもこのゴミの山とクラクションの嵐がなければ、どんなにか南イ
ンドの魅力が増すことだろう。ポンディシェリーなど特に雰囲氣がよい
街なのであと数倍も観光客を呼び込めると思う。もし上記二つの問題が
解決すれば・・つくづくインド人は観光産業の活性化が下手くそである。

<エアコン>

 ポンディシェリーの GOLDEN SHOWER GUEST HOUSE で「エアコンは要
らないから安くしてほしい」と言ったら、確かに discount してくれた。
しかし、部屋に入ると本当にエアコンのリモコンがなかった。おまけに
掛け布団(簡易布)もない。reception で「エアコンのリモコンがない
のですが」と聞いたら「あなたたちはエアコンは要らない、と言った」
と言われてしまった。ケチケチである。(笑)普段ボクらはエアコンは
もちろん不要だが、窓がなく完全に密閉された部屋で、二日間も雨が続
いていることも手伝って湿気80%超えの部屋では手洗いした洗濯物も
全く乾かず、エアコンの除湿機能だけ使いたかった。それでも部屋の天
井についている大きなファンを回したり調整したりして三日間を乗り切
った。

<バスのエアコン>

 バスのエアコンも鉄道のエアコンもない。これはすばらしいことだ。
日本ではバスにも鉄道にもエアコンが完備しているのでからだが冷え切
ってしまう。エアコンは要らない、ということをインド人はよく理解し
ている。

<ジェスチャー>

 南インド人のジェスチャーで、最初なかなか理解できなかったものを
紹介しよう。

 それは、Yes. OK. いいよ、どうぞ、などを表すジェスチャー。日本
人なら Yes. なら首を縦に振る。うん、うん、と。しかし、インド人は
首を横にかしげるのだ。日本人から見ると No. に見える。たとえば店
内に入り、見てもいいですか、と聞く。すると店員さんは首を横にかし
げる。これはどうぞ、のサインなのだ。慣れると、そのしぐさが男性な
ら格好いいし、女性なら可愛い。ずいぶん練習して真似してみるものの
なかなかむずかしい。

*

 3月15日(土)ポンディシェリー 〜 マハーバリプラム  Mahabalipuram

 7:00 今日は移動日。

 前日にほとんど荷造りはしておいた。
 朝は軽くバナナを食べるのみ。
 洗濯物を干していたロープをはずしリュックに入れる。

 chekout するとオート・リクシャーの運転手が声をかけてくる。
 バス・スタンドまでいくら?とボク。
 ふつうは150円だが荷物があるので180円と言われた。
 ちょっと高い。
 なおことおさむは日本語で会話することにしている。
 なおこが高いと言っているので、ボクは演技で歩き出す。
 おまえのリクシャーには乗らないよ、という態度を見せる。
 すると、すぐに discount してきた150円でOKとのこと。
 値切るのもだんだん上手になってきた。

 リクシャーで移動中に雨が降り始め、バス・スタンドに到着したとき
には大雨だった。雨漏りはあるものの一応屋根があって助かった。ボク
が荷物の番をし、なおこがどのバスに乗ればいいかを聞いてきてくれた。
なかなかたくましい。もうすぐ出発だという。ずいぶんタイミングがい
い。何度も「マハーバリプラム行きなのか?」と確認し、乗り込んだ。
途中でどんどんインド人が乗り込んできて満席になった。パソコンの入
ったかばんをひざの上に置いて二時間乗車するのはやや腰に負担がかか
ったが身動きが取れなかったのでそれも仕方ない。バスは3人で297
円。90kmの移動。Express.

 予定通りマハーバリプラムに到着。しかし降りるヒトが少なかったの
で、ボクはあと数百メートル先に大きなバス停があるのだろう、と勝手
に勘違いしていた。しかし、実際にはそんなバス停はなく、バスはチェ
ンナイに向けて走り出してしまった。

 ボクはとなりのインド人に声をかける。「ボクらはマハーバリプラム
で降りたかった。けど降りられなかった。さっきのバス停がマハーバリ
プラムだよね?」すると、氣のいいインド人(男性)は「そうか、うー
ん、とにかくおまえは降りた方がいい」と言ってくれて、それがすぐに
運転手の耳に入り、途中でバスを止めてくれた。三人はバスから降りる。
久しぶりにあきれているなおこ。小さくなったおさむ。ともかく砂漠の
ようなところなのでココナッツを売っている小さな屋根のつくる日陰に
入る。するとインド人が寄ってくる。(こんなところでも!)ボクのゲ
ストハウスに宿泊しませんか。ボクらも強くなったもので、ボクらはも
う宿が決まっていると伝えた。(本当は予約もしていない(笑))

 すると別のリクシャーがボクらを発見し、止まってくれた。7人乗車
のリクシャーだ。すでにぎゅうぎゅうである。そこにボクら3人と荷物
5個を詰め込んで150円でマハーバリプラムの GREEN WOODS BEACH 
RESORT まで行ってくれるという。砂漠(やや樹は見られる)の真ん中
でも、なんとかなってしまう南インドはヒトの心が暖かい。しかしリク
シャーに10人乗れるなんて知らなかった。

 GREEN WOODS BEACH RESORT に到着し、部屋を見せてもらう。広くて
なかなかいい部屋だ。(机はないが、)で、値段が2700円と言う。
いくらなんでも高すぎる。で、じっくり時間をかけて値切る。なおこと
おさむは英語で価格交渉し、日本語であーだこーだ言い合う。相手には
日本語は暗号であろう。日本語で「こうやって時間をかけるのが大事な
んだ。もう少しひっぱってみよう」とか言っている。(笑)結果的に1
200円/泊まで値切った。なおこはまだ不満そうだったが、ボクがも
ういいだろう、と言った。

 おなかが減ったので、Energy Home の raw sweets とオーロビルの 
KOFPU の sweets を食べた。おいしい。急に Energy Home のありがた
みが身にしみる。あんないい店は、もうなかなかお目にかかることはな
いだろうから。もっと買ってくればよかった、と急に思ったりもする。

 さぁ、歩き出す。静かでとても歩きやすい町だ、砂浜に出てみる。海
がきれい。水はそんなにきれいでもないが、汚いわけでもない。しかし
わずか数キロm先に原発があるので、やや放射能汚染されていることだ
ろう。どちらにせよ魚は食べないがここでも魚は食べないことにする。

 アルジュナの苦行、Varaha Cave, Rayala Gopuram, クリシュナ・マ
ンダパムなどの遺跡を見る。インドにきて初めて遺跡らしい遺跡を見た。

 次にココナッツ・ジュースを飲もうと思ったが30円もしたのでやめ
た。感覚がすっかりインド人になっている。次のココナッツ屋ではなん
と60円だった・・オーロビルではココナッツは18円ですばらしい味
だったのでそれが忘れられないのだ。ここは観光地価格のようだ。

 水4リッター(120円)を買って一度、宿に戻り、梅干と raw 
sweets を少し食べる。手持ちの食べ物があるので助かる。

 次にスーパーへ行く。ベジタリアンのパンがあったので購入。57円。
やや添加物が含まれているもののオーツ、米粉、大豆の粉、ひよこ豆の
粉、アタ、豆乳でつくられているのでまぁ、いいか。このパンが焼かれ
たのは本日。スーパーの前でバナナ60円、パパイヤ60円(明日の朝
食用)を購入。

 本日の夕食はパンとバナナと水で約130円(三人分)
 とってもおいしい。



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