<2008. 3. 7>

last update 7.March.2008

 3月7日(金)ILAIGNARKAL Education Centre

1〜8.CSR (CENTRE FOR SCIENTIFIC RESEARCH)(建築のプロ集団)
9〜12.Auromode(オーロビルの服の工房)
10〜11.電気自動車(EV)
13〜19.ILAIGNARKAL Education Centre - singing bowl
20.Ganesh Bakery のとなりのショップ (organic products あり)
21.楽器工房
22〜23.Town Hall
24〜27.ENTRY SERVICE

*

 3月7日(金)ILAIGNARKAL Education Centre

 7:00 なおこ&ゆうやは朝の散歩、ココナッツ二個
 8:30 おさむはようやく起床(一度6:30に起きたが二度寝)

 おさむは時間がないのでバナナのみ

 バイクで出発〜
 CSR へ向かう。

 途中、祐也がもぞもぞ動く。
 変な動きだ。
「どうした?」と聞いたら
「くつがぬげた」と泣き出す。
 なんでくつが?と思い、ともかくバイクを止める。
 するとくつは15m先にぽつんと落ちている。
 くつを拾ってみるとなんとくつはボロボロ。

 原因はこうだ。
 三人乗りなので、足の置き場が足りなかった。
 なおことゆうやは互いに遠慮しあって足を置いていた。
 しかし、なおこがわざとじゃなく、ゆうやの足をわずかに押してしま
ったらしい。よって、ゆうやの足はバイクのチェーンに当たり、くつが
削れ、ぬげてしまったようだ。

 足の置き方を考えた。
 結論はこうだ。
 まず、一番後ろのなおこがきちんと足を置く。
 なおこのサンダルの上に祐也の足を置く。
 これで二人の足はぶらつかず固定される。

 しかしながら三人乗りはやや危険かもしれない。
 よって夕方、なおこ用の自転車を借りることに決めた。

*

 CSR に到着〜
 ひたすらもくもくと作業する人々。
 インド人も欧米人も働いている。
 暇な人はいないようだ。
 敷地内をうろうろしていても怒られることもない。
 おおらかである。

 向かいの Auromode(服のデザインと制作)へ立ち寄る。
 EV(Electric Vehicle)を撮影。
 オーロビル内でときたま見かけるEV.

 KOFPU に向かう途中、敷地内に多くの人々がいるのをなおこが発見。
 なにかのイベントかな、と思い、寄り道することに。

 これがよかった。

 ILAIGNARKAL Education Centre 敷地内に入ると、singing bowl が始
まっていた。singing bowl とは金属のボール(球でなく入れ物です)
のふちを木等で何周か摩擦を加えることで、ボールが鳴り出すというも
の。楽器のようなものと考えてほしい。もちろん叩いてもいいようだ。

 様々な大きさのボールを使っての演奏♪
 これがよかった。

 途中、ボランティア精神にあふれるインド人(女性)がいらして、一
曲、全員で合唱した。これもよかった。参加者は欧米人が多かったが、
見た目(外観)もナチュラル系で、ちゃんと腹から声が出ているのが好
印象。

 その後、ヒーリング・ボール。チャクラに響くボールを選んで、欧米
人女性のからだを響きのパワーでゆっくり癒していく実演が行われた。
これも興味深い癒し法だった。

 ここに集まっている人たちがいかにもオーロビルという感じだった。
この感じ(感触)は今回の滞在中、初めてかもしれない。そのくらい新
鮮なイベント(singing bowl)だった。

 イベント終了後、オーロビル在住の Nelly が声をかけてくれた。彼
女は hand craft の先生。オーロビルに住むための VISA について尋ね
たところ、entry service の場所を教えてくれた。Town Hall 内にある
という。

*

 次に Ganesh Bakery のとなりのショップに立ち寄る。このショップ
にも organic products があることを昨日、ブッダ・ガーデンのヒトか
ら聞いていた。確かに、organic 商品が多い。KOFPU の sweets もある
し、他にも玄米、赤米、organic coffee, organic tea,インセンス、洗
剤(合成界面活性剤なし)などもあった。

*

 次に KOFPU を訪れる。Sammy がいて、笑顔で出迎えてくれた。ここ
は organic sweets 工房。工房内をすべて案内してくれた。ずいぶんと
あっけらかんとしている。感謝。可能であれば2〜3日、なおこが無償
で働きたいと申し出たがあいにく先約があり、今回は働けないことに。
しかし、いくつかのヒントは得られたし、これだけていねいに工程の説
明を受けたのだから、感謝している。KOFPU のお菓子は本当においしい。

*

 次に Town Hall (entry service) に立ち寄る。interview は予約制
で、火、水、金の9:00〜12:00とのこと。appointment をとっ
ておこう。entry service (0413) 2622707

 VISA の費用は驚くほど安い。
 一年間:約一万円
 五年間:約二万円

 土地は比較的安価だと思うし、エコハウスのプロ集団(CSR)もいるし、
食費はさほどかからないし、organic shop, organic cafe, organic 
restaurant, アシュラムもあるので、ここに住むのは可能だ。Nelly と
話したところ、macrobiotic の先生はオーロビルにはいないそうだし、
中古パソコン販売の仕事もありそう。ピアノの先生も少ないようなので
仕事にも困らないだろう。もちろんゲストハウスも経営したい。

 ただし問題も多い。舗装路は限られているので、砂ぼこりがひどい。
目と鼻・のどがつらい。(マスクは有効。作業用グラスもいいだろう)
いたるところに牛のうんちと、ちょっと路地を入ったところにはヒトの
それも散乱しているので、衛生面には氣を使う。(破傷風菌は動物のふ
んの中に生息している)さらに元々砂漠地帯なので野菜を育てるには苦
労するだろう。(パパイヤ・バナナ・ココナッツが豊富なのでうれしい
けど)また乾季にはほとんど雨が降らないので水は貴重品。さらにふつ
うは水道水は飲めないので飲み水の確保にも苦労するだろう。またイン
ドではマラリアやデング熱など、こわい病原菌も季節・地域によっては
蔓延することもある。犬も多いのでかまれた場合は狂犬病にならないよ
う即入院する必要があるし、そもそも不衛生の地域が多いので破傷風は
もっともポピュラーでこわい。運がわるければ死に至る。道は整備され
ていないので交通事故も心配。

 しかし日本もいつどうなるかわかったもんじゃない。地震列島に原発
を55基かかえている国は他にない。チェルノブイリと同じことが起こ
る可能性を55基が持っている。もっともチェルノブイリに近いのは静
岡県の浜岡原発。5号機の下に活断層と大きなプレートがもぐっている。
浜岡に東海地震が起これば関東地方は8時間後に放射性ガスに飲み込ま
れる。青森県六ヶ所村の再処理工場は事故が起こらなくても、毎月、空
と海に放射能を撒き散らしている。青森県産のりんご、長いも、ごぼう、
にんにく、こんぶ、三陸産の魚介類は現時点で、すでに食べられない。
さらに日本経済は壊滅寸前だ。800兆円の借金をかかえているのでい
つ破綻してもおかしくない。ロシアで起こったことが日本で起きない保
証はない。数ヶ月以内にハイパーインフレが起きて(仕掛けられて)物
価が一万倍になれば、あなたの百万円の貯金は百円の価値になる。

 日本では抗菌グッズが売れている。しかし抗菌しているということは
殺虫剤に比較的近い成分がぬられている、ということだろう。おそろし
いことだ。日本政府公認の食品添加物も500種以上で世界一。彫刻刀
にも安全装置がついたという。ゲームでは三回死ぬまで生き返る。人間
は生き返ると思っている子供が40%を超えているそうだ。痛みを知ら
ないのでナイフを平気で持ち歩く中学生・高校生たち。目が死んでいる
子供たちがあまりにも多い。すべて日本人の大人の責任である。

 インドの子供の目は輝いている。どちらに将来性があるかは子供の目
を見ればおのずとわかる。病原菌は問題ではない。きちんと知識をもっ
て対応すれば過度に恐れることはないだろう。

*

 夕食は youth camp にて南インド料理
 チャパティとサンバルがおいしい。



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