<六ヶ所再処理工場を止めたい!>

last update 27.December.2004

 いよいよ六ヶ所再処理工場の試験が始まるようです。

 どうやら12月20日に工場へ劣化ウラン粉末を搬入し、12月21日あたり
から始まるのではないかと言われています。
(追記)ほんとうに12月21日に始まってしまいました。残念。
    しかしまだ本格稼動までわずかな時間が残されている。

朝日新聞−青森
http://mytown.asahi.com/aomori/

 もし本格稼動が始まりますと、通常の原発が放つ一年分の放射能を、
たった一日で日常的に放出します。

 これは1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故で世界
中に放出されてしまった放射能の10倍にあたります。(ということは
毎月、原発事故が起きているようなもの)

 放射能にはいろんな種類があります。クリプトン、トリチウム、炭素
14、セシウム、ヨウ素129、プルトニウムなどです。

 簡単に言うと、白血病などのガンにかかりやすくなります。
 特に胎児や子供たちが犠牲になります。
 農作物の汚染も心配です。

 再処理工場はフランスのラアーグやイギリスのセラフィールドにもあ
ります。セラフィールドでは小児白血病の発生率が全国平均の10倍に
もなっています。(どちらも六ヶ所村の施設より規模が小さいのです)

 上のたとえばクリプトン(放射性ガス)の六ヶ所再処理工場の一年間
の放出量はチェルノブイリ原発事故の10倍にものぼります。(これは
日本原燃の申請値です)

 もし稼動が始まれば、東北地方はもとより関東、関西、遠く九州まで
汚染は広まります。

 最悪の事故を起こした場合、原発1000基分の放射性物質をまき散らす
ことになるそうです。

 核廃棄物の再処理は、核先進国であったドイツでさえ、度重なる事故
によりあきらめた核の技術です。(「ドイツの森番たち」広瀬隆 集英
社)

 再処理工場で取り出されたプルトニウムは、ウランと混ぜて、ウラン
・プルトニウム混合化合物(MOX)燃料として使用するとされていま
すが、MOX燃料が使用される目処もたっていません。

 再処理には50兆円ものコストがかかると言われており、その国民負
担の問題が、最近新聞でも大きく取り上げられています。

 核廃棄物の処理方法は直接処分がコスト的に妥当である、というのは
いまでは世界の常識になっています。ドイツやアメリカの大学でも発表
されており、新聞でも報道されています。

(SENZA FINE ブログより抜粋)
 試験が行われてしまうと、たとえ工場の本格操業が永久回避されたと
しても、膨大な放射性物質のゴミが残ってしまいます。この核廃棄物も
我々の子孫が何万年も管理しなければなりません。

 繰り返しますが、もし本格操業が始まりますと、通常の原発が放つ一
年分の放射能(放射性のガス)を、たった一日で日常的に放出します。
大気も海洋も汚染されるでしょう。

 マグロ、イカ、ホタテ、ナマコ、そしてりんご、米、長芋、等々、す
べて汚染されてしまいます。

 工場の配管の長さは総計1500kmに及びます。溶接箇所は40万
箇所以上あります。そのうちのどこか一ヶ所でも漏れてはなりません。

 元原発エンジニアの菊地洋一さんのお話。以前六ヶ所村に行ったとき、
二十歳にも満たないように見える少年から「これ、ぜったい事故るよ」
と言われたそうです。

「どうして?」と訊くと、「だっておれが溶接したんだもん」とのこと
でした。

 そのとおりで、その後不正溶接が300箇所以上も発見されています。
 現在、溶接工が不足しているそうで、その状況下でかなりひどい工事
が行われたのだと思います。
(抜粋はここまで)

 青森県知事が稼動を認めなければ、この工場は稼動しません。
 ぜひ、自分のことばで手紙を書いて郵送してください。
 わたしたちのために、子供たちのために。


〒030-8570青森県青森市長島1-1-1青森県庁
青森県知事三村申吾様へ郵送した手紙

短い文章でも郵送してみよう!



(追記)青森県 資源エネルギー課にFAXしました。2004. 12. 27
TEL 017-734-9735,9739
FAX 017-734-8116
青森県 資源エネルギー課 御中



村田光平 再処理問題は原子力委員会ではなく国会審議を
http://www.janjan.jp/government/0411/041104407/1.php


(参考にさせて頂いた website )
SENZA FINE(センツァ・フィーネ)終りなき世界
http://senzafine.livedoor.biz/
ありがとうございます。


六ヶ所再処理工場問題
Greenpeace


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