<玄米のおいしい炊き方>

last update 12.June.2002

 <玄米のおいしい炊き方>(難易度:高)
             (下に難易度:低があります)

 リマ・クッキング秘伝?の方法です。
 さぁ、このメモを片手に、Let's try!

 圧力釜はフィスラ−(ドイツ製)を使用します。

1.玄米を手もみで、三回洗います。(籾殻を除去します)
2.ザルにあげて、振り洗いをします。(細かい埃を落とします)
3.水の量: 米5カップまでなら、水は+1カップです。
  すなわち、米4カップなら、水は5カップ、となります。
  柔らかめに炊きたいときは、水の量を若干増やします。
 (米6カップ以上なら、水は7カップ半は必要でしょう)
4.自然塩をひとつまみ入れて、ふたを閉めます。
 (「海の精」がいいですけど「シママース」とか「伯方の塩」
  など天日干しならなんでもいいでしょう。いわゆる精製塩
  (食卓塩とか)ではおいしくできないので避けてください)

  圧力釜を中弱火(ほぼ弱火)にかけます。

5.シューと圧力がかかるまで中弱火です。(約20分)
6.シューと圧力がかかったら、中火にします。(約8分)
7.圧力の目安線が二本出たら、強火で2分。(勢いよくシュー
  という音が出ています)
8.その後、極弱火で30分。
(注:ガス台によっては、極弱火を維持できないかもしれません)
(その場合、火と鍋底の間に入れる専用シートを使うと良いです)
9.火からおろす前に、再び強火で10秒。
10.火から圧力釜をおろします。
11.10分間、放置して蒸らします。
12.10分では圧力がぬけきらないので、レバーを操作し、強
   制的に圧力をぬきます。
13.ふたを開け、さっくり、ふわっとかき回し、おひつやガラ
   スの容器などにごはんを移します。
  (玄米の炊き方はここまで)

14.食べる分を茶碗によそったら、ごはんの容器にふきんをか
   ぶせ、乾燥を防ぎます。
15.ふたがきちんと閉まる容器でしたら、冬場なら三日後まで
   常温のまま、つまり冷や飯で食べることができます。(玄
   米の場合、この冷や飯がおいしいんです)
16.冷や飯を食べたくない場合は雑炊やお焼きにすると、簡単
   でおいしい料理ができます。

 上記の難易度:高  では、中弱火でスタートし、徐々に火を強
める方法をとる(時間をかける)ため、玄米を一晩、水に浸さな
くてもおいしく炊くことができます。

 難易度:高  の炊き方で炊いた方がおいしいのですが、より簡
単な炊き方もありますので、以下に説明しますね。


 <玄米の炊き方>(難易度:低)

 圧力釜は同じくフィスラ−(ドイツ製)を使用します。

1.玄米を(たとえば)4カップ、圧力釜に入れ、水を入れて、
  かき回しながら洗い、洗いすすぎを三回繰り返します。
2.米4カップなら、水は5カップ、入れます。
 (水6カップ入れると、かなり柔らかく炊けます)
3.自然塩をひとつまみ入れて、ふたを閉めます。
 (「海の精」がいいですけど「シママース」とか「伯方の塩」
  など天日干しならなんでもいいでしょう。いわゆる精製塩
  (食卓塩とか)ではおいしくできないので避けてください)

  一晩、玄米を水に浸しておきます。
  時間がない場合、一晩浸さないでも炊くことはできます。
 (ただし、少し硬めに炊けます)

  翌朝、圧力釜を強火にかけます。

4.約8分後、圧力の目安線が二本出ます。
5.その後、極弱火で20分。
6.火から圧力釜をおろします。
7.圧力が自然にぬけるまで放置します。(約12分)
8.ふたを開け、さっくり、ふわっとかき回し、おひつやガラ
  スの容器などにごはんを移します。
 (玄米の炊き方はここまで)

  その後は上記を参考にしてください。

  是非、お試しあれ!
  おいしく炊けた玄米と味噌汁があったら、あとは何もいら
ない、そんな氣分になってしまいますよ。

<圧力釜>

 最近、安価な圧力釜も販売されているようですが、あまりお
薦めできません。圧力がかかっている状態で、深刻な事故も報
告されています。

 フィスラ−など有名なメーカーのものを購入することをお薦
め致します。玄米以外の料理にも使えますので便利です。割高
感はないですね。

< maintenance >

 三ヶ月くらい使用すると圧力釜のふたの内部にゴミがたまり、
きちんと空気が逃げなくなったりして、たいへん危険です。で
すので、定期的な分解・掃除が欠かせません。

  しかし、包丁にせよ、自転車にせよ、自動車にせよ、定期的
な「お手入れ」が不要なモノなどありません。愛情をもって、
楽しくやりましょう。

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