<バリ島(日記)2004. 3. 24 - 25>

last update 25.March.2004

 3/24

 昨日、あらかじめ申し込んでおいたスノーケリング(snorkeling)。
 Lovina からさらに西へクルマで一時間走ると、Menjangan(ムンジャ
ンガン島)へ着く。(クルマ代とボート代。4000円)

 バリの道は舗装の質がよくない。なのに飛ばす飛ばす。四六時中、縦
揺れ横揺れが続くが、時々頭をクルマの天井に打つんではないか、とい
うくらいの突き上げをくらう。

 となりに座ったのは英国からきた20歳の青年。名前は Ryan. 
London から西へクルマで五時間、走ったところに住んでいる。ボクが
「ひどい道だねぇ」と言ったら「いや、ボク(青年)の田舎も滑りやす
いし、似たようなもんだよ」とのこと。先月まで七ヶ月間、Australia 
で仕事をしていて、いま、三週間のお休みをもらってバリ島にきている。
Australia では三ヶ月間、18歳の girl friend と過ごし、ニ、三年
以内に結婚する予定。彼は今日 diving をする。

 激しい揺れに耐えながら目的地に着くと、今度はボートに乗換える。
美しい海と島を見ながら25分。Menjangan island に到着。

 早速、snorkeling をする。マスクとフィンは借りた。(上の料金に
含まれている)スーツはなし。波は穏やか。砂浜から50mは浅瀬。

 テレビで時々見るでしょう。美しい魚たちがたくさん泳いでいる光景。
 しばらく、熱帯魚といっしょに泳ぐ。dolphine kick もやってみる。

 突然深くなる地点まできた。思い切って3mくらいかな、潜水してみ
る。一回目、耳ぬきがうまくできない。耳が痛いのですぐ浮上。二回目、
耳ぬきができた。おーこの感じ、この感じ、いいねぇ。様々な生き物。
イソギンチャク、ウニ、広がる珊瑚礁。

 昼食は sandwich. 朝食は、fruit と scramble egg だったから、ボ
クにとっては、めずらしいくらいの少食。しかし、これくらい胃が軽い
方が動ける。(泳げる)

 一緒に snorkeling をしたのは、フランス人男性とドイツ人女性の4
0代の夫婦。すっかり仲良くなってしまった。Francois は、フランス
語、ドイツ語、英語を話し、Sabine はその三ヶ国語+イタリア語を話
す。夫婦同士の会話はドイツ語。子供はいない。

 帰り。またも激しい縦揺れ横揺れ。ホテルに着いてクルマから降りる
とき、この夫婦が夕食に誘ってくれた。「7時にカカトゥでね」

 直子と祐也を連れて7時過ぎに restaurant へ。ちょっとご夫婦を待
たせてしまった。とっても friendly. Francois は公官庁の中の主にハ
イテク(computer に限らず)に関する調査、 consulting の仕事をし
ているという。しかし joke が大好きでとっても優しい。

 Sabine は医者。お二人はいま、ベルリンの北に住んでいる。とって
も環境のいいところらしい。ただ、お二人とも自宅から職場が遠く、そ
れだけはたいへんという。いまは三週間の休暇中。

「日本の会社員は連続三週間のお休みはとれないの?」とザビーヌ。
「とれないです。二週間もとったら、クビになっちゃうかも」と修。
「多分あなたは知っていると思うけど、フランスでもドイツでも毎年、
六週間休んでいいのよ」とザビーヌ。
「いい国ですね」と修。

「フランスではなかなか学校を選ぶことができない。(地域に縛られて
いる)にもかかわらず、最初に通った学校がよくないと、よい中学、高
校を選択することが難しい。とてもよくないシステムだ」とフランソワ。
「日本では割合自由に選択できます」と修。
「それはいいねぇ」とフランソワ。

「一方、日本では登校拒否が多いんです」と修。
「そんなことが許されるのか。フランスやドイツでは許されない」とフ
ランソワ。

「日本では高校に通わなくても検定試験を受けてパスすると大学受験を
する権利・資格を得ることができます」と修。
「それも考えられない。フランス・ドイツではありえない」とフランソ
ワ。

(籠の中の二羽の真っ白なオウムを見ながら)
「右の鳥を見てごらん。キャベツを食べている。しかしほら、食が進ま
ない。キャベツかぁ・・みたいな食べ方だ(笑)」とフランソワ。
 全員が笑う。
「左の鳥はガーリック・ブレッドを食べている。とてもうまそうだ」
 また全員が笑う。

 とまぁ、いろんな話をすることができた。久しぶりに頭の中が 
English.頭も体も限界。倒れるように寝る。直子と祐也は昼間プールで
泳いだり買い物したりして今日一日をゆっくり過ごしてくれたようだ。

 3/25

  朝5:50。起床。昨日、背中を日焼けしてしまい痛い。(Tシャツ
を着て snorkeling するべきだった・・)さらに蚊に何ヶ所も刺され、
よく眠れなかった。(そう言えば 3/21 の日記にサヌールの蚊はのほほ
んとしていると書いたが前言撤回。翌日の蚊はすっごく速かった。蚊が
飛ぶ速度は室温によるのか。蚊の種類によるのか?ご存知ですか)

 イルカ・ウォッチングのために早起きした。三人で砂浜まで歩く。五
人乗りのボートに乗る。イルカ案内の船頭さんがホンダのエンジンをや
おら持ってきてボートに取りつける。ブル・ブルルルルルルーン。エン
ジンがかかる。さぁ、砂浜から出発。ものすごく揺れる。波しぶきで短
パンもTシャツもびっしょりぬれる。こんなことなら海パンでくればよ
かった。

 波に揺られること30分。お、見えた!イルカだ!みんな仲良く、い
っしょにジャンプ。とっても可愛い。イルカは人間並の知性があると言
われている。イルカ同士の会話も高度らしい。ま、おカネ病でもないし
環境破壊もしないのだから人間はイルカに教わることが多いはず。

 帰ってから海水漬けになった衣類を水洗いし、干す。ごはんとアボガ
ドを食べる。ごはんは昨日買っておいた。80円。日本から持参した醤
油をかけてのりを巻く。そして昼寝。

 午後4時頃からこの日記を書き始める。

 5時半。今日は二食なので、夕食はきちんととることに。Angsoka か
ら歩いて30秒の Jasmine Kitchen という Thai restaurant(タイ料
理屋)に入って食べる。ツナ焼き。テンペの入ったカレー。rice 
noodle, papaya juice x2, rice x4 大満足の900円。おいしい!

 ここはプラスティック・ゴミ問題のことをメニューのはじめに書いて
いて、だからペットボトルの使用にも反対だという。また、氷もミネラ
ルウォータからつくっているので安心。さらに、ごはんを take out す
る場合、スチール製の容器にごはんを入れてくれる。容器は翌日返却す
ればよい。さらにさらに内装もきれいでお洒落。センス抜群。BGMの
音量・音楽の選択。なにもかにも perfect だ。Lovina にもこんなにい
いお店があってうれしい。


ムンジャンガン島からの風景。ここでスノーケリングした。
Menjangan island for your snorkeling.




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