<バリ島(日記)2004. 3. 13>

last update 13.March.2004

 バリの夜。「キイキイキイ」なんの鳴き声だろう?なんと声の正体は
ヤモリ。ヤモリはそこらじゅうにいっぱいいる。けど蚊などを食べてく
れるえらいやつ。となりの家の子供たちは11時過ぎまで騒いでいる。
それでも朝5時には起きている。(昼寝があるからね)「フィーッホー
」これは九官鳥。「ハロー、ワヤン」これも九官鳥。「リンリンリン」
虫の声。「ワンワンワン」夜になると吠えるたくさんの犬たち。ちょっ
と疲労したくらいではとても眠れない・・

 バリの朝、4時。「コケコッコー!」「コケコッコー!」の大合唱。
いったい何羽いるのか。にわとりは道を歩き回っている。日本と違うき
れいな鳥たちの声。「ハロー」これは再び九官鳥。となりの家族の生活
の音。とにかく4時か5時には起こされてしまうことが多い。それもま
たよし。

 朝食に Bali Buddha へ行く。Brown bread, Brown rice, ホモス(ひ
よこ豆のペースト)を注文する。水は持参。三人で300円。うん、こ
れでいい。そんなにおカネをかけるもんじゃない。

 初めてベモに乗る。ベモは地元民が使う乗り合いバス。ウブド村寺院
まで26円。安い。

 ジャラン・カジェンを北上し、二時間の散歩をすることにした。(地
球の歩き方に載っている周遊散歩コース)しばらく行くと見事な田園風
景が広がる。思わずみんなで感嘆の声をあげる。「きれいだねぇ」水路
わきの道を通りぬけると、バリ人のお兄さんが声をかけてきた。「ハロ
ー」「どこから来たの?」等々。「ウブドはこっちだよ」そのお兄さん
が道を教えてくれる。しばらく行くと、かなり急な坂道をくだることに。
サンダルで来てしまったので、非常に危険。さらに4歳児もいるので大
変。すると別のバリ人のお兄さんが、4歳児をかつぎあげ、足場の悪い
登り下りを15分ほど道案内してくれた。「ありがとう」と言って、2
60円、支払った。とてもうれしそう。しかしハイキングにも匹敵する
この道が地球の歩き方で紹介されている散歩コースなのだろうか・・

 歩きやすい道をどんどん行くと、今度はヤシの実をかかえたおじさん
が「ハロー!」すごく愛想がいい。(これは注意)頼みもしないのに目
の前でヤシを割ってしまう。「飲んでください」と言う。ま、せっかく
だからと飲んだら、案の定、おカネください、とのこと。13円あげる。
少ない、なんて言うから、じゃぁ、あげない。と言ったら、哀れな顔を
していたので、13円だけ渡して立ち去る。強引な商売。ま、26円く
らいあげてもよかったけど。

 やっとの思いで街中へ帰ってきた。もうへとへと。サンダルもTシャ
ツも短パンも泥だらけ。すると「タクシー、どう?」みんな、ほんと商
売っけがある。たまにはタクシーに乗ることに。行き先場所を告げ、事
前に値段交渉。260円なんて言ってきたから、半値の130円で交渉
成立。これでも高いよな。ま、いいか。

 宿に戻り、シャワーを浴びる。昨日からお湯が出ない。(明日修理す
るとのこと)ま、水でも大丈夫。せっけんで頭も洗う。

 さぁ、おかゆでも食べに行こう、と出かける準備が整ったところでア
クシデント。祐也が階段から落ちて前頭部右目の上を強打。高さ2cm
のたんこぶをつくった。大泣き。ショックでいま寝ている。お母さんと
お父さん(ボク)が「くつは泥だらけだからサンダルで行こうね」と言
っているのを無視して、階段下にあるくつを取りに行って落ちた模様。
その瞬間はお母さんもボクも見ていなかった。氣をつけるしかない。

 またスコール。朝、余ったパンとバナナとお茶を部屋で家内と食べる。
これで十分。

 祐也のこぶがひいてきた。よかった・・

 夕方、Ayu's kitchen へ行く。ここは vegetalian menu が豊富。
Sate Tempe, Tahu Siram Asam Manis, Spagetti Marinara, Avocad 
juice, Pepaya juice, rice + rice x3(明日の朝食を take out)これ
だけ注文して1100円。けど、お味はいまひとつ。Spagetti 
Marinara もビーフンもかなり辛い。ジュースは氷なしで注文する。氷
って、多分「生水」からつくっていると思うので。

 19:00から楽しみにしていたケチャ(KECHAK AND FIRE DANCE /  
TRENA JENGGALA at Padang Tegal Kaja - Ubud )を見た。百人の男性が
楽器を使わず、人の声と手拍子だけで演じる。その迫力、リズム感、歌
のうまさに素直に感じ入った。女性の美しい踊りも織り交ぜられている。
物語は古代インドの叙事詩「ラーマヤナ」からの抜粋で、善(ダルマ)
と悪(アダルマ)との戦いを描いてる。チケットは二人分で1300円。

 またまた盛りだくさんの一日。


ウブドの田園風景。米は年に三回もとれる。
A beautiful landscape in Ubud. Harvest of rice, three times a year.





ウブドのとある通り
a street in Ubud




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